非ITエンジニアの私ですが、kintone認定アプリデザインスペシャリストに合格しました。
はじめに
非ITエンジニアの私ですが、昨年の12月に畑違いの部署からDX部門に異動してから約7ヶ月間で、ITエンジニアリング資格を4つ取得することができましたので、なにを取得したか、どう取得したかについてを書いていきたいと思います。
今回は2つ目で、前回の記事で書いたkintone認定アソシエイトの上位レベルである“kintone認定アプリデザインスペシャリスト”についての合格体験記編になります。
どんな資格か
kintone認定アソシエイトの上位資格には、ビジネススキルとして”kintone認定アプリデザインスペシャリスト”、開発スキルとして”kintone認定カスタマイズスペシャリスト”の二種類があります。どちらもアソシエイトに合格していないと受験できません。kintone認定アプリデザインスペシャリストの方は、業務改善が必要とされる実践的なシナリオに対してkintone機能を適切に選択し構築できるスキルがあることを認定する資格です。
どう取得したか
経緯や動機
kintone認定アソシエイトの勉強でkintoneの取扱説明書の部分は理解することができましたが、アソシエイトを取得後はkintoneの開発や運用を担当するチームに所属していなかったので、kintoneでの業務ハックスキルを磨けていない状況でした。業務ハックとは、業務改善とシステム化を合わせて繰り返すことを言い、kintoneはまさに業務ハックに適しているツールと言われています。
この業務ハックは、現場でいま一番必要とされているものと前職で痛感していたので、自分が業務ハックを推進できる人材にならねばという思いもあり、kintone認定の上位の資格に挑戦してみました。
事前知識
- kintone認定アソシエイトを取得している - ただ、取得してから半年近く経っておりAssociateで勉強したことをかなり忘れている
- 業務としてkintoneで2〜3個の簡易アプリを作った(フォーム作成とプロセス管理機能くらい)
- kintoneの運用経験はない
勉強時間
- 30時間くらい
勉強方法
- "kintone認定アソシエイト試験対策テキスト第2版"を復習がてらに練習問題を2周した(約8時間)
- kintoneを触りながらkintoneヘルプやFAQを読み込んだ(約15時間)
- YouTubeでkintoneでアプリを開発する動画を乱閲した(約7時間)
受験結果
合格基準は正解率60%以上で、結果は、62%で超効率よく合格できました(笑)
資格取得を通した感想
この資格は、参考書(テキスト)がなく、どう勉強すれば良いか全く分からないという点が、kintoneでの開発運用経験が少ない私にはかなり難しい資格でした。ただ、他の会社の方がkintoneをどう使ってどう業務を改善しているかYouTubeやネットの記事にもたくさんあり、それらを乱読しながら情報収集して勉強をしたので、かなり実践的な知識やスキルを習得することができたと思います。
資格取得を目指されている方へ
- kintoneにどういう機能があるか、どんな制約があるか等、kintone認定アソシエイトに試験範囲である取扱説明書の部分をしっかり記憶していると自然と選択肢が消去法で絞ることができると思います。そもそもkintoneにそんな機能ない、という選択肢が多かったです。ただ、複数選択の問題も多いのでそこが辛い試験でした。
- kintoneヘルプのトラブルシューティングやFAQの記事とよく似た問題が多く出題されたので、そこの記事は特に読み込んでおく必要があると思います。
- 本番の試験はもはや時間との闘いです。設定文(シナリオ)は一切読まずに問題文と選択肢だけを読み、必要に応じて設定文から情報を拾う戦法で挑みました。この先方でも結局5分程度しか時間が残りませんでしたが、選択肢を選ぶ上でほとんど設定文は読まなくても問題ありませんでした。
終わりに
現時点(2021年7月)では、kintone認定アプリデザインスペシャリストの上位レベルである”kintone認定カイゼンマネジメントエキスパート”はリリースされておらず受験することはできません。もちろんリリースされたら人柱になる覚悟ではありますが、昨年からリリースが延期されているようなのであまり期待はしていません。
JavaScript??? API???の非ITエンジニアの私ですが、kintone認定の開発スキルとしてのカスタマイズスペシャリストも興味があるので、探りながら学習していきたいと思っております。